すきな音楽

「好き」と一言でいっても、その意味するトコロは多種多様なのですが、僕達が日頃耳にする音楽、それはテレビから流れるものであったりラジオやCD、または有線や街頭からそれとなく流れてくる音楽であったりと、自身に選択の余地がない場合がその「耳にする」という部分に於いては殆どであろうと思います。

自身で取捨選択する音楽。こうなるとそれはCDを購入したり、楽曲をダウンロードしたりと自ら何らかの方法で手に入れる音で、それを聞くという行為は上記の「聞く」とは異なり、「聴く」という積極性を持った聴覚行為の範疇に入ると思います。同じ「きく」という五感の一つの作業の中でもその意味する所はより深くそして嗜好性を伴う、ある意味その人の価値観や人生感すらも顕著に知らしめる場合も無きにしも在らずだと思います。



僕個人を顧みてみれば、それはもう雑多な嗜好、纏まりのないブラウン運動の様な不規則極まりないジャンルの志向性の遍歴、最早それは志向性等という方向性すら持たない混沌とした、我ながら誠に遺憾に思う(笑)、そんな「すき」を繰り返しております。



一例を挙げておきますと、御幼少の砌、まだ髭も○毛も、ましてや耳毛等生えていない天使の様なアンポンタンな頃は御多分にもれずウルトラマンや仮面ライダーの主題歌、そして僕達の年代ならきっとみんなそうであっただろう山本リンダや西城秀樹、山口百恵や桜田淳子などが唄う歌謡曲に現をぬかし、その後キャンディーズ、ピンクレディーという花道を大手を振って歩み、なぜか知らねど父親が聞いてたクロード・チアリやアントニオ古賀の寂しげなギターもその生活の中のBGMとして挿入され、それと共にアニメの主題歌等も加味されつつもその頃ラジオで耳にしたベイシティローラーズなんかも何だかわからないまま嬉しそうに聴いていたり、徐々に年齢が嵩んで行くにしたがってアバやアラベスク、そしていよいよロックな世界、レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、イーグルスやキング・クリムゾンそしてそして・・・(以下延々と続く)・・・

と、その「すき」はお国を超えてジャンルを超えて益々混沌とした広がりを見せていく訳なんですが、おおよそ高校生ぐらいになるとクラシックとかジャズなんかもわかんないままに心の赴くままにそこはかとなく聴き出す、そんな年頃をきっと皆様も経験なさっている事だと思います。いえ、そうあって欲しいと願っております(笑)。





そしてそんなアンポンタンも長年そこそこ生きておりますとそれなりに志向の行き着く場所というのが固定こそされませんが、ある程度は納まり宜しく固まってくるのであります。

自分にとって気持のいい、自分と波長があう音とリズム。それが「よく聴く音楽」となって顕になってくる、その音楽が生活の一部となり、己を己たらしめる一つの要因とも成り得る域にまで昇華される・・・大げさだな(笑)・・・、それが様々な経験に研磨され淘汰された、己自身の「すきな音楽」となって生涯の良き友良き妻良きお酒となるのでしょうきっと。



僕の場合はどうやら4ビートが性分にあってる、僕自身の生活のリズム、考え方のリズムと合っている様な気がしてます。そりゃ今でもアイドルの歌も喜んで聴くしバッハはもちろんスメタナやモンティ、シューベルトやモーツァルトなんかも聴きますしモダンジャズも聴けばヘビメタもハードコアもアニソンも聴きます。でも日常の中でずーっと聴いていられる音楽のジャンルといえば一般にスイングジャズと言われる部類、特にジプシージャズやマヌーシュスイングといわれるジャンルが今は特に心地良いです。今後その嗜好性も変わるかもしれませんが、今の僕の心に合っている音楽だと思ってますし実際とても心と体にマッチしています。このジャンルの音楽に関してはまだまだ知らない事が多く、決して多くないその道の「マスター」達に導いていただいている状態ですが、そんな中でも僕は今「GipsySwing」が大好きですと胸を張って言えます。まぁ別にそんなに声を大にして言わなくてもいいんですけど(笑)。



そんな「すきな音楽」であるGipsySwingを好きなウクレレという楽器で奏でて表現してみたい。それが今の僕の個人的な小さな野望であり目的であり喜びであり自慰行為であり楽しみであります♪。



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